青空なら、もっと映えたでしょうが
今日は曇りなのであった。でも綺麗だったよ。
舞う花びらの下を元気よくかけまわるこどもたち、そうか春休みだもの。
いちじくジャム。
チーズとめっちゃ合うんで!
この食べ方にはまってもう、食パンを買うのが楽しみになってた。
もうあと1回ぶんぐらいしか無いけど、いちじくジャム。
写真は、先月ぐらいにとったやつです。
読んだ本など
希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話
編訳:頭木弘樹
「絶望名人カフカの人生論」もおもしろくて何度もニヤっとしてしまったけれど
相対するページにまばゆいゲーテがいるから、よけいにカフカの暗さが際立っていて見事。
ゲーテもカフカも、突き抜けてしまっている。なのになぜか共感できてしまうのが不思議だったけれど、もしかしたら自分の中に両方が居るのかもしれないな。
ゲーテの底抜けの明るさにも頷いた直後に、手の施しようのないほどのネガティブなカフカに安堵しちゃう。
どちらもその時々で励ましとなって、また来る明日を受け入れることができる。
編訳、というお仕事がこんなに生きているのもこの本の魅力。
よくもこんなに見事ぴったりと二人の言葉を組み合わせたなあと、どのページをひらいてもうっとりため息をこぼしてしまいます。
寄木細工みたい。
寝る前にぱらっと開いて読むのおすすめ。
あと頭木さんは明日のリベルタにご出演なさるそうで。たのしみ〜。
もう一冊
哲学な日々 考えさせない時代に抗して
野矢茂樹
流れの早い現代で、たまに立ち止まって(情報を遮断して)考えるのは
重要なことかもしれませんよ、と言っている本。
哲学はよくわからない。
でもこの本の中にに「よくわからないよねー」って書いてあるるので
ほっとするし、わかってないなら考える余地がまだまだあるんだなって
おぼろげに輪郭がみえてきた。
哲学的なことから発展して文章の書き方、色の見方、ラクになる生き方も
「答え」は載ってないのだけど、「もしかしたらこっち方面じゃない?」
っていうぐらい、道標的に書かれてあって、その道を行くか行かないかの
自由も残されていて、余裕がある本。楽しく読めちゃった。