皿屋敷の落語。
怖がり方とかがかわいい〜。
本編がはじまるまでも楽しい。
わたしの記憶の中では
おきくさん、お皿を自分で割ったとおもっていたのですが
このお話はちがった〜・・・て、調べてみたら
なるほど自分で割っちゃう版もあるのね
って、東京の皿屋敷って書いてある。
皿屋敷はどこなの、ってこれもインタネットで見てみたら
あちこちにある!まじでー。
火曜日のサローネで、怖い話募集してたときに
サービスなのか、「こわいはなし」っていうときだけ
太い低い声になってくれたほんださん・・・。
ご本人が怖いの苦手、っていうのがにやにやしちゃった。
***
ずっとずっと前に林田さんがおすすめしていた本
埼玉化する日本、を読んだよ。
最初のほうのショッピングセンターを定義するところは
わたしにとってのショッピングセンターの位置づけと違っておもしろかった。
あとさいたまって、ださいんだ!っていうのも新しい発見・・・。
外から埼玉県に移り住んだ身としては
さいたま、超便利で生活しやすい良い所、と
さいしょっからわかっていたからさ〜〜。
ブランド名を上中下で区切るのは
ちょっと好きなものや愛情をもって使っている品を
「下」とかいわれると腹が立つかもしれないけれど
そこらへんを上手に読み飛ばせば、たのしい一冊でした。
日本中が、沖縄さえもさいたまになる。
べんりでいいぞう。
んで、林田さんがおすすめしていたのは2015年1月5日
この本がでたのは、2014年12月。
林田さん発売されてすぐ読んでおすすめに入れたんだ!
音楽ジャーナリストがどうやって出会うんだろう
流行追いまくった挙句に目指してるとこ一回転して坂転げ落ちていく感じの本。
本そのものよりも、音楽の先端にいる林田さんが
ファッションやショッピングに敏感な層へのメッセージを
受け止めたうえで、消費者のうつろいや
(ご自身がさいたまと深くかかわりあいがあるからとはおもうけれど)
画一化された地方都市と、どこでもだいたい住みやすい(おんなじ風景)日本を
嘆いたり、危機感をもったり、するのだろうかな〜ということに興味がわきました。
ところで、作者のことを少し検索したら
亡くなられたライターの大塚幸代さんと深いつながりが!
ああーそれだ。
サブカル族をさらに下から上目遣いでみるよな
自信をもってアウトローでいるところとか
文体とかは似てないんだけど、視点がすごく似てる。
一箇所を集中的に掘り下げて、万人向けじゃないところも。
わたしは大塚さんの文章は、麺類の人、という認識ぐらいで
ちゃんと姿勢を正して読んでたわけではないけれど
やっぱり、ちょっと湿度のある、余韻が残るレポートは
たまに読みたくなるのです。
ここから読めるよー。